眼科用医療器械・開業支援の東和産業株式会社

トピックス

インフォメーション

リースの上手なご利用方法
  • リースの定義

リースとは一般に『お客様が必要とする機械設備をリース会社が購入して、お客様に比較的長期にわたって賃貸すること』をいいます。
つまり、機械設備の所有者=リース会社、機械設備の使用者=お客様となります。
このことを前提にメリット、デメリットについてお話致します。

  • メリット

・購入とは異なり一度に多額な費用を必要としません。
・銀行等からの借入れとは異なり、通常の場合、担保を必要としません。
・全額経費として処理できますので資産の増加による財務比率の悪化を防止します。
・前述の通り、リース物件は固定資産とならないため、原価償却の必要もなくシンプルな税務処理が行えます。
・リース満期ごとに、最新の製品に更新することが出来ます。
・リース料はリース期間が終了するまで固定ですので、市場金利に変動が生じても金利変動リスクが発生しません。
・リ−ス料は毎月定額ですので、コストの把握が容易です。

  • デメリット

・現金による購入と比較すると、金利や手数料等が発生しますので割高となります。
※一般例) 購入金額200万円相当の器械を5年リースで導入すると、5年間の総支払額は約¥2,220,000-(参考レート1.85%、¥37,000-/1ヶ月×60回)となります。 (リース会社、経済状況によりレート、手数料等は変わります)
・リース満期後に引き続き同機を使用したい場合は再リース料が発生します。
※一般例) 一般的に、購入金額200万円で5年リースの器械であるなら再リース料は1年間で約¥44,400-です。 (リース会社、契約内容により異なります)基本的にはご使用頂くかぎりはこれが毎年継続されます。
・契約期間中は解約することができません。

  • リースをより上手にご利用頂くためのアドバイス

開業時など多くの器械を導入される場合に、どの器械をリースにするかを悩まれることがありますが、 一般的には使用頻度の高い機器をリースにして、リース満期時に新機種に入替えという方法が、総支払額で有利であると考えられます。
例 オートレフケラトメーター・ノンコンタクトトノメーター 等
反対に、長期にわたってご使用頂ける器械をリースにした場合は、リース満期後に毎年再リース契約をしなければいけませんし、 いずれかの時期に買取りを行うにしても、その費用は発生致します。(買取りに関しては、行っていないリース会社もありますのでご注意下さい)
例 スリットランプ・手術顕微鏡・ゴールドマンペリメーター 等
買取りで最終的に物件の所有を希望される場合、リース会社によっては医療器械向けのローン契約がありますので、 それをご活用されるのも一つの方法です。ローンはお客様がご購入される器械の代金をリース会社が融資する契約です。 器械の所有者はお客様です。

  • 注意点

1.医療機器のリース契約の期間は、定められた法定耐用年数から設定されます。一般的に5年が多いようですが器械によっては3年、 7年などもありますので、お問合せ下さい。
参考)一般的に法定耐用年数とリース期間は以下のようになります。

  法定耐用年数 リース期間
最短 最長
■眼底カメラ 8年 5年 7年
■スリットランプ 8年 5年 7年
■オ−レフケラトメーター 8年 5年 7年
■ノンコタクトトノメーター 8年 5年 7年
■白内障手術装置 5年 3年 6年
■手術顕微鏡 5年 3年 6年
■電子カルテシステム 5年 3年 6年
■レセプトコンピュータ 5年 3年 6年
※リース会社によって多少異なりますので、ご了承下さい。

2.基本的に医療機器をリースにする場合、保障期間外に発生した修理につきましては、 全て使用者が支払わなければならない契約となっています。これには理由があり、医療機器の場合は、人命に関わる機器も多数ありますので、 故障と言えるかどうかのシビアな調整が発生したり、また故障時にも高額な修理代が発生したりすることもあります。 それを想定して諸費用に加算するなら、その都度、使用者に負担して頂くほうが、より明確に、かつ安価でご利用頂けると判断しているようです。

3.リースに出来ない機器類
(1)建物の附属設備になる機器類。例えば、給水用タンク、ガス設備、排煙設備、昇降機設備etc.
(2)少額多量物件。(実質的に物件の管理が出来ないもの)
(3)数ヶ月しか使用しないもの。(消耗品に類するもの)
(4)中古機器
(5)不動産。(土地、建物)

お問合せはこちら

ページトップへ